》 キーボードからアクセシビリティの機能を切り替えられるようにする というチェックボックスをオンにする(★)と、通知領域アプレットに支援技術のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックして、ユニバーサル・アクセスの設定 をクリックすると、いくつかの機能を簡単に切り替えられるダイアログが表示されます。また、後述するスティッキー・キーやスロー・キーをキーボードショートカットで有効化・無効化できます。
- 色のコントラストを強調する…テーマが変わります。一度オンにすると、オフにしてもテーマは元に戻りません。外観の設定 ダイアログの テーマ タブで元のテーマを選択しても、完全には元に戻りません。カスタマイズ(U)... ボタンをクリックして、アイコンやコントロールをそれぞれ選択し直します。
- 文字を大きく表示して読みやすくする…オンにすると、解像度が 144 ドット / インチになります。オフにしても 96 ドット / インチになり、元の解像度には戻りません。外観の設定 ダイアログの フォント タブにある 詳細(E) ボタンをクリックすると表示される レンダリング形式の詳細 ダイアログ内の 解像度 ボックスに元々の数値を入力します。
- 「スティッキー・キーを有効にする」以降の項目 3 つ…キーボードの設定 ダイアログ内のその項目と同じ。
例えば、文字列やファイルをコピーするショートカットキー Ctrl + C を同時に押すのが難しい場合、Ctrl と C キーを順に押すことで、それらのキーが同時に押されたかのように認識させます。
これを有効にするには、キーの同時押下をシミュレートする(S) チェックボックスをオンにします。二つのキーが同時に押下されたらスティッキー・キーを無効にする(B)をオンにすると、Ctrl + C などのキーボードショートカットを「同時に」押したときにこの機能が無効になります。
Shift キーを 5 回押すと、この機能を有効化 または 無効化するか確認されます(★の操作が必要)。選択肢が多すぎて…
》 スロー・キー
キーを押してから文字が入力されるまでの遅延時間を調整します。オンにすると、文字が入力されるまでキーを押し続ける必要があります。何のために使うのか解りません。これを有効にするには、キーボードを押してから入力が受付けられるまでの時間の長さ(O)をオンにします。間隔(D) も調整します。
Shift キーを 8 秒間押し続けると、この機能を有効化するか確認されます(★の操作が必要)。
》 バウンス・キー
同じキーを(押し続けるのではなく)続けて素早く押したときに、二回目以降のキー入力を無視します。遅延(E) も調整します。
》 サウンドのフィードバック
通知音のオン・オフ、通知音の視覚的な置き換えを設定します。
全般
- アクセシビリティ機能の ON / OFF を切り替えたらビープ音を鳴らす… キーボードショートカットでスティッキー・キー機能などの有効・無効を切り替えたときに通知音を鳴らします。
- トグル・キーを押下したらビープ音を鳴らす…
Shift + CapsLock(英字の大文字・小文字の切り替え)などのキーバインドを押したときに、通知音を鳴らします。
スティッキー・キー
- 修飾キーを押下したらビープ音を鳴らす…
修飾キーと呼ばれる Ctrl, Shift, Alt キーを押したときに通知音を鳴らします。
視覚的な置き換え
- 警告音を視覚的なフィードバックで表現する…
通知音を鳴らす代わりに、画面を一瞬だけ暗くします。 - ウィンドウのタイトルバーを点滅させる…
実際には、ウィンドウ全体が一瞬だけ暗くなります。 - 画面全体を点滅させる
読んだ通りです。
スロー・キー
- 何かキーを押下したらビープ音を鳴らす…
- キー押下が受け入れられた(ら)ビープ音を鳴らす…
- キーの押下が拒否されたらビープ音を鳴らす…
バウンス・キー
- キーの押下が拒否されたらビープ音を鳴らす
》 マウスキーを使う
キーボードのテンキーを使って、マウスポインターを移動することができます。
設定は「キーボードの設定」ダイアログ内の マウス・キー タブで行います。
これを有効にするには、キーボードでポインタを制御できるようにする(P) チェックボックスをオンにします。
- 加速…
キーを押し始めてから、下の「速度」で指定する最高速度になるまでの遅延時間。 - 速度…
ポインターが画面上を移動する最高速度 - 間隔…
キーを押し始めてから、ポインターが移動を始めるまでの遅延時間です。
テンキーと移動方向の対応は次の通りです。テンキーの配置と移動方向は対応しています:
1(左斜め下へ)、2(下へ)、3(右斜め下へ)、4(左へ)、5(クリック)、6(右へ)、7(左斜め上へ)、8(上へ)、9(右斜め上へ)