2. マウスを設定する
- パネルから システム 〉 設定 〉 マウス と選択します(※)。
- 「マウスの設定」ダイアログが開いたら、アクセシビリティタブをクリックします。
※ 「支援技術の設定」ダイアログから呼び出すこともできます。
》 第二のクリックの模擬
マウスの左ボタンを押し続けることで、右クリックとして認識させることができます。ボタンが一つしかないマウスを利用しているユーザーの役に立ちます。
これを有効にするには、第一ボタンを押したままにすると第二のクリックとみなす(T) のチェックボックスをオンにします。
「第一ボタン」とは左ボタン、「第二のクリック」とは右クリックのことです。なぜこういう呼び方をするかというと、マウスは左利き用にも右利き用にも設定できるからです。つまり、左利きの人にとって「右クリックは左ボタンのクリックになる」のです(情報源)。
有効にした後、左ボタンを押し続けると、マウスポインターが上から下へ色に染まっていきます。全体が染まったら、指をボタンから離します。すると、右クリックしたときと同様に、右クリックメニューが表示されます。
間隔(D) スライダーで、右クリックとなるまでの待ち時間を調整できます。
》 自動クリック
ポインターの移動を止めた箇所で様々なクリックを自動で行います。
これを有効にするには、ポインタの移動を停止してクリックを始める(I) のチェックボックスをオンにします。
- 遅延(E)…移動を止めてからクリックするまでの待ち時間を調整できます。
- ジェスチャのしきい値(M)…「どのくらいまでの距離を静止と認識するかを指定する」そうです。
自動クリックの方法は二つあります。事前にクリックの種類を指定しておく方法と、ポインターを移動する方向によってクリックの種類を決める方法です。
前者の場合は、予めクリックの種類を選択しておく(B) を選択します。種類を表すウィンドウを表示する(W) がオンになっていると、現在選択されているクリックの種類が専用ウィンドウに表示されます。そのウィンドウでは、クリックの種類を選択することもできます。
このウィンドウの代わりに、パネルに配置できる小さなアプレットがお勧めです。こちらの方が場所をとらなくてよいでしょう。
後者の場合は、マウス・ジェスチャでクリックの種類を選択する(U) を選択します。例として、ポインターを右に移動してクリックされるようにします。
- シングル・クリック(S) コンボボックスから 右へ移動する を選択します。
- (デスクトップ上にあるファイルをクリックする想定です。)
- ファイル上にポインターを置きます。
- ポインタの形状が変わったら(私のところでは+形)、+が色に染まりきる前にポインターを右に移動します。
- ファイルがクリックされ、選択状態になります。