あの CM を見ると虫唾が走る。綺麗な景色を観ていて気分が良くなっていた後なら尚更だ。もちろん、石川遼は悪くはないだろう。それでも、あれ程までに頻繁に鬱陶しく見せつけられると、その企業(エスプリライン)のイメージが悪いだけでなく、その CM に出演している人のイメージさえ悪くなる。
そこで思った。Web ブラウザーに広告ブロックの拡張機能があるように、テレビにも『CM ブロック機能』があればいいなと。ということで、いつも通りに妄想の世界に浸った。
》 仕組み
(未来のテレビと放送技術ならこんなこともできるだろう、多分。)
CM の電波には、CM の情報(カテゴリ、商品・サービス名、出演者名)を表す情報部と、CM の映像が格納されるデータ部から成り立つとしよう。
テレビはこのうちの情報部に格納された情報を元にブロックを行う。テレビの電波には実際に電子番組表のデータが入っているよね? それならこんなこともできるはずだ。
》 サブメニューからのブロック
Ⓢサブメニューボタン 〉 この CM のブロック
Ⓢサブメニューボタンを押したときに放送していた CM を簡単にブラックリストに登録できる。
次の条件に一致する CM を今後ブロックします:
出演者:高島彩
》 各種設定
呼び出すには、メニューボタン 〉 設定する 〉 CM のブロックと選択する。
■全 CM のブロック
すべての CM をブロックするかどうか。これを「する」にすると、項目「登録と削除」はグレーアウトする。
■登録と削除
ここでは、ブロックする CM を登録・削除する。登録できる判断材料は「カテゴリー」「広告事業者」「出演者」の 3 つ。
➤登録を選択して緑ボタンを押すと、一時的にその登録による CM のブロックを無効にできる。無効化した登録は下の画像の「出演者:高島彩」のように単色で表示される。
➤黄色ボタンを押すと、そのときに放送している CM を登録できる。操作手順はここと同様。
➤例外も登録できる。Ⓢサブメニューボタン 〉 例外と選択する。
➤ 新規登録するには青ボタンを押す。すると、判断材料を選択する画面になる。
(「広告事業者」を選択した場合は、次のステップで「50 音順」「カテゴリー」「評価の悪い業者」という項目が表示される。「評価の悪い業者」は、ユーザーがブロックした広告事業者を統計情報としてメーカー収集し、データベース化する。業者から反対されそうだな。)
例:「ギャンブル」を選択する。
(すべて)を選択すると、そのカテゴリー内の全ての項目が選択される。
➤ 複数の項目を選択して一括操作できるようにもしよう。Ⓢサブメニューボタン 〉 複数の項目を選択と選択すると、決定ボタンで選択・選択解除できるようになる。複数項目の選択を解除するには、同様に操作する。
➤ Ⓢサブメニューボタン 〉 ブロックされる CM の一覧でこういうこともできる:
広告事業者でグループ化されていて、それぞれの広告事業者を選択して決定ボタンを押すとその詳細(個々の CM)が表示される。
➤ 重複したものを登録したときは…
内容が重複したものを登録した場合は、より包括的な登録が優先的に適用される。
例えば、次の 2 つの内容が重複した登録がある場合、前者が優先される:
- カテゴリー:ギャンブル(すべて)
- 広告事業者:株式会社 まるたま←パチ屋
■ブロック画面の背景
ブロック中の画面の背景を選択できる。
■残り時間表示
その CM が終了するまでの残り時間を表示するかどうか。
■CM 情報の表示
CM のブロック中に、商品・サービス名 または 放送事業者名を表示するかどうか。