Ubuntu 11.10 Beta Released, Reviewed
(本家掲載日時:2011年9月1日〈現地時間〉)
Ubuntu 11.10 初のベータ版リリースがダウンロードできるようになりました。しかし、何か目新しいものは見つかるでしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=M8wqWFwFuWg
Ubuntu 11.10 の開発状況を OMG! Ubuntu! で確認したり、勇気をもって様々なアルファ版リリースをテストしたりしていれば、以下の要約記事を読んで驚くようなことはあまり多くはないでしょう。そこで、そんな方のためにダウンロードボタンを用意しました。
Oneiric Ocelot(Ubuntu 11.10 のコードネーム)を初めて見聞きする人のために、Ubuntu 11.04 から現在までの間に加えられた、我々が気に入っている変更点の概要を示します。
Ubuntu 11.10 は未だに開発段階にあります。つまり、10 月中旬までは、以下で紹介されていることは最終的な成果物のサンプルというわけではありません。
Ubuntu 11.10 ベータ版
インストール
Ubuntu のインストーラーは簡潔でユーザーフレンドリーな過程のままです。新しく追加された「ユーザーの写真」というステップはセットアップ中に表示され、ユーザーの画像として使う写真を選択したり、Web カメラで撮影したりできます。後にこのステップの意味について気づくでしょう。
新しいログイン画面
これからの Ubuntu 11.10 では、ログイン画面を表示するために "LightDM" と呼ばれる従来とは異なる技術が使われています。この変更により、Ubuntu デザインチームはスリックな効果と外観を備えた全く新しいログイン画面を製作できるようになりました。
概して LightDM はそれなりに動作しますが、私のネットブックで使っていたときに顕著な遅延に気づきました。デスクトップ PC ではうまく動作しました。
アプリケーション
デフォルトのアプリケーションセットがアップデート・アップグレードされました。ベータ版で次の豊富なアプリ群をご覧になれます:
- GNOME 3 とその関連パッケージ(nautilus や eog など)
- Firefox 7(ベータ版)
- LibreOffice 3.4.2
- Shotwell Photo Manager(階層的なタグつき)
- Gwibber(改良版)
- Ubuntu ソフトウェアセンター(改良版)
ダッシュ
Ubuntu 11.10 は Ubuntu 11.04 で実装されたインターフェイスの変更点に基づいて製作されています。Unity
インターフェイスの改良が顕著です。ランチャーベースの新しい外観をもったボタンによって呼び出される、新しい外観の「ダッシュ」が最も顕著です。
現在のダッシュにはウィンドウコントロールが用意され、画面左上に配置されています。これでダッシュを最大化したり、画面半分のサイズにしたり、閉じたりできます。タッチスクリーンでは面倒ですが、とにかく私はダッシュを何度もリサイズする必要はありません。
このベータ版のダッシュでは、処理の遅延や検索結果での醜く重なったアイコンなど、パフォーマンスの問題を経験しました。もしテスト中であれば、完全に洗練されたパフォーマンスを期待してはいけません。
レンズ
「レンズ」は特定のファイルや情報を検索する手早い手段を提供します。Ubuntu 11.10 では、レンズは Unity ランチャー上に配置された個々の場所から削除され、ダッシュ自体に統合されました。ダッシュ下部にあるタブ型のアイコンを使ってレンズを選択できます。
「ファイルとアプリケーション」レンズはダッシュに引き継がれ、新しく「音楽(Music)」レンズが追加されました。
様々なフィルターオプション:
個人的には、私は音楽のコレクションをフィルタリングするために「ジャンル」を使ったことはたったの一度もありません。地元のレコードショップが以前ジャンル別に振り分けていましたが、これはかなり迷惑でした。
スター評価によるフィルター
スター評価によってアプリを検索できます。
3 個や 1/2 個しかスターのついていない音楽だけを探す必要が本当にあるのでしょうか。これは実装すべきよい解決策のように見えますが、解決すべき問題を求めるものでもあります(?)。
「オゥノォォォズ!!! ウィンドウコントロールがない!!!」
このベータ版に加えられた最も論争の的になる変更点は、最大化されたウィンドウではデフォルトでウィンドウコントロールが非表示になる点です。
アプリのウィンドウが最大化されたとき、(大きな議論を呼んだ)ウィンドウコントロールはデフォルトで非表示になります。しかしながら、コントロールにアクセスするには単にパネル上部でマウスオーバーするだけです。多くのアーリーアダプターは「直感的ではなく、もしかすると新参者は混乱するかもしれない」として、この変更点に否定的な反応を示しました。
「おっと、[ウィンドウコントロールを表示するには]画面上部にポインターを移動させなくてはなりません。奇妙ですね」
この「変更点」は変でバカげている一方、私は少し満足しています。しかし、to better help guage whether or not it on the fail side of, well, fail、「カジュアルなコンピューターユーザー」は何かを見極めるため、私の母の 70 歳の誕生会で家族からのプレゼントのいくつかをハイジャックしました。家族のうち二人は Windows XP を、他の一人は Windows 7 を、残りの一人は OS X を使っています。– make of the change…
タスク:Ubuntu 11.10 を使って、最大化した Firefox ウィンドウを閉じるように家族に頼みました。
少しくすくす笑った後に、「Windows のこのバージョンの見た目はいいね/サイドにあるやつが気に入ったよ/これがあの新しい "My Windows 7" かい?」とコメントしました。彼らはタスクの遂行に取り組んだのでした。
結果は? 全員がやってのけました。そして、実に素早くこなしました。
69 歳になる私の叔母を含め、全員が単純なタスクを何とか遂行したことに私は驚きました。被験者のうちの一人だけがすぐに画面の上部に移動しました(この人は Mac ユーザー)。残りの人はボタンが表示されるまでマウスカーソルと共に画面中を全力疾走して有意義な数分間を過ごしました。ボタンが見えるとすぐに彼らは自分が何をしたのかに気づき、その過程を繰り返すように要求されると、30 分後には彼らはボタンの場所とボタンを「見つける」方法を正確に憶えていていました。
勿論、この非科学的な調査はこのアプローチが正しいことを証明するわけではありません。十分な時間があれば、誰でも最終的にはウィンドウコントロールのボタンを見つけることでしょう。これは、非 Ubuntu ユーザーがこの変更点にかなり早く順応できるなら、その OS の長年のユーザーも順応できる可能性を証明することでしょう。これは少しおかしな変更点ですが、結局は実に些細な問題です。
些細だけれど大切なこと
大きくて太く容易に気づく変更点はともかく、言及する価値のある UI 関連の小規模な変更点や修正点が数多くあります:
現在のダッシュにはウィンドウコントロールが用意され、画面左上に配置されています。これでダッシュを最大化したり、画面半分のサイズにしたり、閉じたりできます。タッチスクリーンでは面倒ですが、とにかく私はダッシュを何度もリサイズする必要はありません。
このベータ版のダッシュでは、処理の遅延や検索結果での醜く重なったアイコンなど、パフォーマンスの問題を経験しました。もしテスト中であれば、完全に洗練されたパフォーマンスを期待してはいけません。
レンズ
「レンズ」は特定のファイルや情報を検索する手早い手段を提供します。Ubuntu 11.10 では、レンズは Unity ランチャー上に配置された個々の場所から削除され、ダッシュ自体に統合されました。ダッシュ下部にあるタブ型のアイコンを使ってレンズを選択できます。
「ファイルとアプリケーション」レンズはダッシュに引き継がれ、新しく「音楽(Music)」レンズが追加されました。
様々なフィルターオプション:
- カテゴリーと Ubuntu ソフトウェアセンターのスター評価によるアプリのフィルター。
- 作成日時、サイズ または 種類によるファイルのフィルター。
- 日時 または ジャンルによる音楽のフィルター。
個人的には、私は音楽のコレクションをフィルタリングするために「ジャンル」を使ったことはたったの一度もありません。地元のレコードショップが以前ジャンル別に振り分けていましたが、これはかなり迷惑でした。
スター評価によるフィルター
スター評価によってアプリを検索できます。
3 個や 1/2 個しかスターのついていない音楽だけを探す必要が本当にあるのでしょうか。これは実装すべきよい解決策のように見えますが、解決すべき問題を求めるものでもあります(?)。
「オゥノォォォズ!!! ウィンドウコントロールがない!!!」
このベータ版に加えられた最も論争の的になる変更点は、最大化されたウィンドウではデフォルトでウィンドウコントロールが非表示になる点です。
アプリのウィンドウが最大化されたとき、(大きな議論を呼んだ)ウィンドウコントロールはデフォルトで非表示になります。しかしながら、コントロールにアクセスするには単にパネル上部でマウスオーバーするだけです。多くのアーリーアダプターは「直感的ではなく、もしかすると新参者は混乱するかもしれない」として、この変更点に否定的な反応を示しました。
「おっと、[ウィンドウコントロールを表示するには]画面上部にポインターを移動させなくてはなりません。奇妙ですね」
この「変更点」は変でバカげている一方、私は少し満足しています。しかし、to better help guage whether or not it on the fail side of, well, fail、「カジュアルなコンピューターユーザー」は何かを見極めるため、私の母の 70 歳の誕生会で家族からのプレゼントのいくつかをハイジャックしました。家族のうち二人は Windows XP を、他の一人は Windows 7 を、残りの一人は OS X を使っています。– make of the change…
タスク:Ubuntu 11.10 を使って、最大化した Firefox ウィンドウを閉じるように家族に頼みました。
少しくすくす笑った後に、「Windows のこのバージョンの見た目はいいね/サイドにあるやつが気に入ったよ/これがあの新しい "My Windows 7" かい?」とコメントしました。彼らはタスクの遂行に取り組んだのでした。
結果は? 全員がやってのけました。そして、実に素早くこなしました。
69 歳になる私の叔母を含め、全員が単純なタスクを何とか遂行したことに私は驚きました。被験者のうちの一人だけがすぐに画面の上部に移動しました(この人は Mac ユーザー)。残りの人はボタンが表示されるまでマウスカーソルと共に画面中を全力疾走して有意義な数分間を過ごしました。ボタンが見えるとすぐに彼らは自分が何をしたのかに気づき、その過程を繰り返すように要求されると、30 分後には彼らはボタンの場所とボタンを「見つける」方法を正確に憶えていていました。
勿論、この非科学的な調査はこのアプローチが正しいことを証明するわけではありません。十分な時間があれば、誰でも最終的にはウィンドウコントロールのボタンを見つけることでしょう。これは、非 Ubuntu ユーザーがこの変更点にかなり早く順応できるなら、その OS の長年のユーザーも順応できる可能性を証明することでしょう。これは少しおかしな変更点ですが、結局は実に些細な問題です。
些細だけれど大切なこと
大きくて太く容易に気づく変更点はともかく、言及する価値のある UI 関連の小規模な変更点や修正点が数多くあります:
これからはバッテリーインジケーターが働きをみせます。パネル上に表示されるバッテリーの残り時間や充電完了までの時間の表示・非表示をバッテリーメニューから切り替えられます。
「デバイスメニュー」が新たに追加され、接続しているデバイスやシステムの更新状況を含め、様々な新しいオプションやアイコンを収納しています。
アバターとゲストユーザーへの切り替え機能を備えた新しいユーザーメニューです:
「消去(clear)」オプションのあるメッセージングメニューは、対応するアプリを実際に開くことなく、新しいツイート・電子メール・IM のチャットの有無を通知します。非常にシンプルで、それゆえにまだあまり歓迎されていません。
サウンドメニューから Banshee を起動したときは、「再生」ボタンの箇所には円形の新しい読み込み中アニメーションが表示されます。Ubuntu 11.04 では、「再生」ボタンは単に「パルス」します。
「デバイスメニュー」が新たに追加され、接続しているデバイスやシステムの更新状況を含め、様々な新しいオプションやアイコンを収納しています。
アバターとゲストユーザーへの切り替え機能を備えた新しいユーザーメニューです:
「消去(clear)」オプションのあるメッセージングメニューは、対応するアプリを実際に開くことなく、新しいツイート・電子メール・IM のチャットの有無を通知します。非常にシンプルで、それゆえにまだあまり歓迎されていません。
サウンドメニューから Banshee を起動したときは、「再生」ボタンの箇所には円形の新しい読み込み中アニメーションが表示されます。Ubuntu 11.04 では、「再生」ボタンは単に「パルス」します。
# fit out with…〈人に〉整えてやる、調達する
# on the whole…概して
# as it should be…それなりに
# build upon A…A に基づく、A を頼りにする# fiddly…扱いにくい、厄介な、めんどうな
# guinea pigs…モルモット(実験体・被検体)
# raft of A…many of A